この記事では、私の中期的な目標である「半農半Xシェアハウス」とは何か、について書いていきます。
【!】現時点での構想です。記事の内容は、追記・修正等を繰り返していく予定です。
この目標に至った経緯
最初に、「半農半Xシェアハウスを作る」という目標に至った経緯を説明します。
・「働く」ことへの違和感が強くなり退職する
・なぜか自分の食料を自分で賄う必要性を強く感じる
・社会人向け有機自然農学校に入学、修了
・読書や人と接することを通じて、「働くとは、自分の得意なことで人に貢献することである」と確信する
・とは言っても、今の世の中、それで経済的に自立するのは難しい
・じゃあ、自分でそのための場を作ればいいんじゃね?
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半農半Xとは
『半農半Xという生き方』(塩見直紀・ちくま文庫)より
「X」は使命(ミッション)。自分の個性、特技、長所、役割を活かして社会へのなんらかの貢献を目指す。大好きなこと、心からやりたいことをして社会に役立ちながら、それが金銭となり生活収入となる。人は何かを売って生きているが、魂までは売らずに生きていたいと願うものだ。
『半農半Xという生き方』(塩見直紀・ちくま文庫)より
とは言っても、いろいろと問題がある
ここまで読んで、半農半Xというライフスタイルに興味を持ってくださった方、ありがとうございます。
ただ、現実に半農半Xを始めようとしたときに問題というか、不安のようなものはやはりあります。
単身者が田舎で半農半Xを実践しようとしたときに想定される問題を書き出してみました。
住居に関する問題
・取得(賃借)、改修にかかる負担は?
・広い家に一人で住むのって、なんか居心地が悪くないか?(←むしろ怖い)
農に関する問題
・農作業にかかる負担は?
・栽培に関する知識は?
・農機具の購入、管理にかかる負担は?
働くことに関する問題
・「社会への何らかの貢献を目指す」とは言っても、どのように社会との繋がりを確保するのか?
・会社勤めとは違う「社会との繋がり方」とは?
その他いろいろな問題
・場所によっては、買い物に行くだけでも大変…なんてことになるのでは?
・病気になった場合は?病院に行くだけでも大変そう。
・地域の行事に出るのも一人だと予定を合わせるのがしんどくないか?
そこで半農半Xシェアハウス
上記の問題を解決、軽減するために「シェア」という手段を用います。
特に田舎暮らしにおいてデメリットとなる部分は、「シェア」をすることによってかなり軽減することができるのではないかと思います。…というか、昔の村社会は「シェア」することにとって成り立っていたのではないかとすら思うのですが、その話はまた別の機会にでも書くことにします。
では、シェアすることのメリットを順番に見ていきます。
住居に関するメリット
・安価な住環境(家賃という形で費用を分散して負担)
・孤独感の解消
・農作業の負担を分散
・栽培に関する知識(筆者がある程度助言できます)
・農機具を共有(費用を分散して負担)
・その「場」を通じての自己表現、社会貢献
この「場」を使って収益化をする(つまり、金銭を得る)必要があるのですが、具体的にどういう形態を採るかは決まっていません。私はインド料理を作れるので、週末インド料理店とかどうかとは思うのですが。シェアハウス住人たちの個性や長所によって、化学反応のようなものが起これば面白いかなと考えています。「狙いすぎない」ようにすることで多様性を高めていく方針です。何にせよ、外部に開かれた「場」が必ず必要になります。
・買い物の負担を分散(誰かが買い物に行くときに、まとめて買って来てもらうなど)
・病気になった場合のフォロー
・地域行事参加の負担を分散(交代で出席するなど)
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住人としての条件及びお互いの関係性
基本的には、お互いにあまり干渉しない関係を想定しています。「同居人」ときどき「共同作業者」という感じでしょうか。
ただし、現時点で必須と考えている要件が2つだけあります。
自給的、スモールな「農」を生活に取り入れること。
半農半Xシェアハウスなので、当然ながら生活の半分は「農」です。
「農」を必須条件に挙げるのには理由がありますが、また別の場所で書くことにします。
どこにシェアハウスを作るのか
シェアハウスを作る場所についてですが、私が最も重視しているのは「周囲にどんな人がいるか」です。
現時点で最有力候補と考えているのが京都府綾部市です。
理由は以下のとおりです(私は綾部市には一度訪れただけであり、また移住セミナーも一度受けただけですので、個人的印象による部分も多々あります)。
・市の最優先課題として移住政策に長らく取り組んでいる。
・移住者同士のネットワークが強い。
・自分自身で課題を発見して取り組んでいる移住者が多い。
・無茶苦茶おいしい平飼いの鶏肉屋さんがある。
仕事はどうするのか
自分の好きなことや得意なことで人に貢献することが半農半Xシェアハウスの目的ではありますが、それをどれだけ金銭的な収入に繋げられるかは人によって違いがあります。
半農半Xシェアハウスの住人の働き方を分類すると、こんな感じになるのではないかと予想しています(「農」と「シェア」によって生活コストを減らし、月収10万円が必要であるという想定。その人の生活スタイルによって、必要な収入額は異なるでしょうが、仮に10万円とします)。
家賃はいくらか
場所との兼ね合いもあるため、金額は未定です。
入居方法は
シェアハウスそのものがまだ構想の段階です。その時が来れば、何らかの方法で入居者募集をかけることになります。
できれば、2年以内には実現したいと考えています。
また、長期的な居住者(つまり、通常の入居者)だけでなく、短期的な宿泊・生活体験用の部屋を準備するつもりです。いきなり「ここに住みます!」という決断を下せる人はなかなかいないでしょうから。
長くなりましたが、現時点で書けるのはこれくらいです。
ここまで読んでくれたあなたに、いつかお会いできる日を楽しみにしています。